じつはロレックス偽物だけじゃない! 意外と知らないスーパーステンレス「904L」使用モデルの魅力
時計愛好家であれば、SUS904L(904Lステンレススティール)の名を聞いて、「ああ、ロレックス 偽物の……」とピンとくる人は少なくないはず。優れた強度と耐食性で知られるSUS904Lは、加工技術の難しさもあってレギュラーモデルに採用しているブランドは決して多くはありませんが、時計の上質さにこだわる人なら一本は持ちたい、そんなSUS904L使用モデルの魅力を紹介します。
ひと言でステンレススティールといっても、その特性はじつにさまざま。一般に腕時計で用いられるステンレス素材には、安価で加工のしやすいSUS304、あるいは医療器具にも使われるSUS316Lなどが挙げられるが、今回紹介するSUS904Lはそのさらに上をいく高級ステンレス素材だ。
クロム、モリブデン、ニッケル、銅などの含有量の多いSUS904Lは、硬く錆びにくいうえに経年耐性に優れ、さらに磨けば磨くほどに輝くという外観上の美しさを備えた“スーパーステンレス”、そんなSUS904Lを、1985年に時計業界としてはじめて使用したのが他ならぬロレックス。
加工技術の難しさもありSUS904Lをメイン素材として使用するブランドは決して多くはないが、今回はそんなSUS904Lの魅力を、各ブランドの最新モデルを通じて紹介していく。

●ボールウォッチ「エンジニアIII」はあらゆる要素を高レベルで満たす本物のベーシックウォッチ
数ある高級時計ブランドのなかでも、ボールウォッチはこの904Lステンレススチールに比較的早い段階から着目していたブランドのひとつといえるだろう。同社ではこの特殊素材を2019年よりケース、ブレスレットの素材として採用している。
例えば2005年の初代モデル発売以来長きにわたり愛されるロングセラー「エンジニア III オハイオ クロノメーター」もそのひとつ。このモデルではもともとケースとブレスレットにはSUS316Lが採用されていたが、何度かのマイナーチェンジを経て現在の外装はSUS904Lへとアップグレード。
今春発売のモデルからはムーブメントとしてスイスC.O.S.C.認定クロノメーター 自社製キャリバー RR1103-Cを搭載、さらにミューメタル製インナーケースを内蔵することで、80,000A/mの耐磁性能を獲得している。一見シンプルでベーシックな3針時計に見えるが、正確さと強靭さ、美しさなど、時計に求めたいあらゆる要素を高レベルで備えた唯一無二のタイムピースだ。
●“スーパーステンレス”の本領発揮! 過酷な任務を支えるジン「EZM1.1S」
警察やレスキュー、特殊部隊など、プロフェッショナル向けに特化したモノ作りを得意としているドイツのスーパーコピー時計 n級ブランド・ジン。同社も以前より、一部モデルにおいてSUS904Lを使用しているメーカーだ。
たとえば2022年夏発売予定の「EZM1.1S」も、そうしたSUS904L採用モデルのひとつ。これはジンの伝説的なミッションタイマー「EZM1」の発売25周年を記念して登場する世界500本の限定モデルで、基本的なデザインは初代モデルこと「EZM1」のスタイルを踏襲する。
クロノグラフでありながら、スモールダイヤルがひとつもなく(!)、センターに60分の積算計を配置する。秒と分積算計に特化した独自の機構は、職務を忠実に果たそうという強固な意思の表れだ。過酷な任務にあたるプロフェッショナルの右腕には、確かにSUS904Lのハイスペックはふさわしいものといえそうだ。
●国内発、904L使用でこの価格?! ルノータス「A904 メテオライト」の衝撃
奈良を本拠に、ECを通じたカスタムオーダーウオッチを手がけるルノータス。ケースからりゅうず、針に至るまで、あらゆるパーツを自分好みにカスタマイズできる気鋭のウォッチブランドでは、この春、ケースとベゼル、ブレスレットに904Lステンレススチールを用いた特別限定モデルをリリースしている。
上質な外装に包まれているのはスイスETA社製 自動巻きムーブメント2834-2。また、ダイヤルを荒々しくも神秘的な表情で彩るのは0.4mm厚にカットした本物のメテオライト、約100万年前にスウエーデン最北端キルナ地方に落下したとされるムオニナルスタ隕石だ。
貴重な素材を惜しみなく使いながら10万円台半ばという驚きの価格が実現できた理由として、同社の前身となる企業がもともと機械加工を手がけており、素材と技術に対するノウハウを十分持っていたことが挙げられる。904Lステンレススチールの硬質な質感と、メテオライトのスピリチュアルな表情とのコントラストもユニーク。
●製品仕様
■ボール ウォッチ「エンジニアIII マーベライトクロノメーター」
・価格(消費税込):25万3000円
・ケース径:40.0mm
・ケース/ブレスレット:904Lステンレススチール
・ガラス:反射防止処理済みのサファイアガラス
・防水性能:100メートル防水
■ジン「EZM1.1S」
・価格(消費税込):91万3000円
・ケース径:43.0mm
・ケース:904Lステンレススチール(PVD加工+テギメント加工)
・ベルト:シリコンストラップ、ビンテージ仕上げのカウレザーストラップを同梱
・ガラス:両面無反射サファイアガラス
・防水性能:20気圧防水、負圧耐性、Arドライテクノロジー搭載
・販売数:世界限定500本
■ルノータス A904 メテオライト・リミテッド
・価格(消費税込):ラバーベルトモデル14万9000円~15万4000円、メタルブレスレットモデル15万5000円~15万8000円
・ムーブメント:スイス ETA社製2834-2
・ケース径:42mm
・ケース厚:11.5mm
・ガラス:無反射コートサファイアガラス
・防水:10気圧防水(日常生活用強化防水)







▲5204R-001 は、2016 年にわずかに改良された時計の 1 つで、以前のプラチナ時計です。ケースはローズゴールド製になり、繊細な研磨と磨きが施され、ローズゴールド素材の素晴らしさを完全に明らかにします。コメント1:整然とした文字盤。このグランド コンプリケーション 5204R-001 は、2016 年にマイナーチェンジされた時計の 1 つです。前モデルのプラチナケースが今回はローズゴールドに変更され、シルバートーンの乳白色の文字盤とローズゴールドの針と目盛が採用されました。時計王の高貴なスタイルを表現しています。搭載されている CHR 29-535 PS Q 手巻きムーブメントは、ダブル スプリットセコンド クロノグラフ、永久カレンダー、ムーンフェイズ、昼夜表示などの複雑な機能を時計に与えます。文字板をはじめ、すっきりとしたダイヤルレイアウトで多彩な機能を表現。 12時位置の時計回りの解釈: 12時位置に日と月のデュアルウィンドウ、3時位置に30分インスタントカウンター、4時位置に閏年、6時位置にポインターデイトとムーンフェイズ、7時、9時位置にデイ/ナイトを表示。ドットを配したスモールセコンド文字盤は、従来のパーペチュアルカレンダーのデザインと比較して、3つの目で表示されます。ダブルスプリットセコンド クロノグラフ機能を備えたこの 5204R-001 は、40mm の文字盤に小さな文字盤と窓を通して表示されます。情報はたくさんあるのに情報がない。混雑していても、無地の白い文字盤できちんとした外観を維持します。
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ローズゴールド素材/CHR 29-535 PS Q手巻きムーブメント/時分針、小秒、日付、曜日、月、閏年表示/パーペチュアルカレンダー機能/デュアルスプリットセコンドクロノグラフ機能/ムーンフェイズ表示/昼夜表示/サファイアクリスタルミラー、透明ボトムカバー/30m防水/直径40mm ★購入したい場合:PP永久カレンダーとクロノグラフはどちらもコレクター市場で高く評価されている機能です。これら 2 つの機能を統合した高度に複雑なモデルは、多くの人にとって夢のアイテムです。新しいモデルは大きな変更はありませんが、ローズの伝統的なゴールド素材はより東部の市場の好みに沿っています。発売以来、コレクターたちは時計王の誇り高き作品に狙いを定めていたに違いない。



